▼　大腸がんや大腸ポリープは、定期的にきちんと内視鏡検査を受けることで早期発見、内視鏡での早期治療が可能です。大腸ポリープの多くは腺腫性ポリープといって数年かけて徐々に大きくなり、大腸がんに移行するタイプです。内視鏡でポリープを切除することで大腸がんの発症予防につながります。つまり、大腸がんは予防ができる「がん」の一つであると言えます。食事の欧米化などによって増加している現状、一人でも多くの方の大腸がんを早期発見、早期治療することでみなさまの健やかな生活に貢献できたらと考えます。
 
▼　大腸内視鏡検査は大腸の中をカメラで直接観察する検査です。そのため、下剤により腸内をきれいにする必要があります。下剤は当日朝から飲んでいただきます。検査時間は通常30分～1時間程度ですが、腸の長さや状態により個人差があります。 大腸ポリープを認めた場合には、場所や大きさによりますが、同時に切除することが可能です（日帰り大腸ポリープ切除）。
 
▼　大腸内視鏡検査（大腸カメラ）をご希望の場合は、事前に外来受診が必要です。 医師による診察の後、検査予約をします。 現在内服中の薬を確認しますので、お薬手帳を持参してください。
 
 

こんな症状の際に大腸内視鏡検査をお勧めします

大腸がん検診で便潜血反応が陽性となった
大腸ポリープを切除したことがある
排便時に出血する、便に血が混じる
おなかの不調（腹痛・腹部違和感・膨満感など）がある
便通異常（下痢・便秘・便が細いなど）がある
貧血や急激な体重減少がある
40歳以上で大腸の精密検査（内視鏡検査）を受けたことがない
血縁者に大腸がんを患った人がいる

 
 

大腸内視鏡検査でわかる疾患

大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群などがあります。
 
 

大腸内視鏡検査の費用